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【Audible】大人になって昔ばなしを聴いてみた

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絵本やテレビなどで誰もが一度は耳にしたことがある、童話や民話などの『昔ばなし』。

大人になってから聴きなおしたことはあるでしょうか?

子どもの頃はお話をただ聴いていただけでしたが、大人になってから聴くと、人生経験によって新しい発見があるかもしれません。

Audible(オーディブル)には子ども向けの昔ばなしがたくさんあり、1話10分程度で聴けるので、読書弱者にはハードルが低くて安心です

それでは、昔ばなしを聴いて気になったことを、つらつらと書いていきます。

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【2024年8月14日記載】ももたろう・ぶんぶく茶がま・びょうぶの虎退治を聴いてみた

ももたろう

作品名ももたろう
朗読岡崎弥保
再生時間13分
Audible聴き放題対象
『ももたろう』はなしの流れ(ざっくり)

おばあさんが川で桃を拾い、家に持ち帰る

桃からももたろうが出てくる

ももたろうは鬼退治のため旅立つ

道中でイヌ・サル・キジを仲間にする

鬼ヶ島で鬼を退治する

おじいさんの『しばかり』とは

おばあさんが川で桃を拾っている時、おじいさんは山へ『しばかり』に行ってましたが、『芝刈り』ではなく『柴刈り』なんです

柴とは小さな雑木や枝のことで、昔はかまどに火をつけるための燃料に使っていました

現代では「柴刈り?もう必要ないのでは?」って思いがちですが、じつは山の手入れにもなっているんです。

放置すると山崩れの原因にもなるので、やはり現代も柴刈りは大切なんです。

対策としては、柴をバイオマス発電に使う事例があり、今も昔も燃料として日本人を支える柴なのでした。(詳しくは、2024年4月9日にUPされた茅ヶ崎バイオマス発電所 ~バイオマス発電は現代の柴刈り爺さんとなるか!~.三浦湘南共創ネットワーク

本で読むなら

ぶんぶく茶がま

作品名ぶんぶく茶がま
朗読岡崎弥保
再生時間9分
Audible聴き放題対象
『ぶんぶく茶がま』はなしの流れ(ざっくり)

男が罠にかかったタヌキを助ける

タヌキが助けてくれたお礼に、男の家を訪ねる

タヌキは茶がまに化けてお寺の和尚さんに買ってもらい、お金を男にわたす

火にかけられた茶がまのタヌキは熱さに耐えられず、お寺から逃げ出す

タヌキは男の家に戻って綱渡りの出し物で客を集め、男は金持ちになった

モデルになったお寺

タヌキが茶がまに化けて買われたお寺のモデルは、群馬に実在します

そのお寺は館林市にある『茂林寺』で、参道では21体の信楽焼のタヌキがお出迎えをしてくれます。

ちなみにお寺に伝わる『ぶんぶく茶がま』は、お坊さんに化けたタヌキが、お湯が尽きない茶がまを持ってきたことになっています。(詳しくは文福茶釜と茂林寺.茂林寺

本で読むなら

びょうぶの虎退治

作品名びょうぶのとらたいじ
朗読岡崎弥保
再生時間6分
Audible聴き放題対象
『びょうぶの虎退治』はなしの流れ(ざっくり)

一休さんが殿様に呼ばれて城に行く

殿さまに「びょうぶから出る虎をこらしめてほしい」と頼まれる

一休さんは縄を持ってびょうぶの前に立ち「虎を捕まえるので、虎をびょうぶの外に出してください」と殿さまにお願いする

殿さまは一休さんのとんちに満足し、褒美を一休さんにさずけた

芸人さんのとんち解答

芸人で芥川賞作家のピース 又吉さんは、一休さんが殿さまに「虎をびょうぶから出してください」とお願いするのは、殿さまに失礼だと思っていたそうです

又吉さんは「びょうぶに檻を描いて虎を出さない」という方法を考えつき、その話を聞いた千鳥 大悟さんは「とりあえず殿さまを飲みに誘う」とのこと。(詳しくは2021年1月19日にUPされた、「屏風から虎を出して」一休さんのとんち話にピース又吉「殿様に呼ばれているのに失礼」松本人志「確かにブチギレされる」難問に千鳥・大悟がベスト回答を出す.ガジェット通信

どちらの解答も、その人らしさが出ていますね。

私だったら、びょうぶの前に落とし穴をつくるかもしれません。(室内なのでムリかな)

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